あの空は夏の中

雑記、ドラマ、映画、本、芸能人ブログ

「※このブログはアフィリエイト広告を使用しています」

※コメントはコメント欄にお願いします。
 ブクマでは全部に返信ができないため。

前科者

有村架純主演。

 

前情報なしで、何気なくアマプラで見た。

寝る前の軽くフラッと見る映画じゃなかったw

 

いろいろと考えさせられるし

泣いたりした・・・

 

有村架純演じる佳代は、コンビニ店員と

元受刑者の更生を助ける保護司をしている。

 

この作品で、保護司は国家公務員の資格が必要なのに

お給料は出ない。ほぼボランティア。

と、いろいろと知らなかったことを

押しつけや説教じみてなく自然に知ることができた。

 

ほぼボランティアなのに

保護観察対象者とは一緒にお酒を飲んではいけないとか

ルールも存在したり。

 

ドラマの方は未見。

 

この映画で、初めて有村架純森田剛の演技が

すごい!!と思った。

 

それまで見てきた有村架純のドラマや映画は

恋愛ものが多く

有村架純のビジュアルで見せてたと思う。

 

個人的には、有村架純は特別かわいいと思ったことはなく

かわいさを売りにするなら私はムリだなって思ってた。

ただ、泣きの演技だけはうまかった。

 

今回、有村架純が演技派女優としての

演技に圧倒された。

そして、やっぱり泣きの演技は

こっちまで胸をしめつけられる。

 

森田剛は、ジャニーズの色をここまで消して

影のある演技をしているので

宮沢りえと共に夫婦として演技派なんだな!!

と感じた。

 

保護司として佳代は、ひとりじゃなく何人もの

対象者を担当していて

え・・・

これ、自分の生活もままならないんじゃない?

いつでも呼び出されてもいいように

コンビニなのかな?

正社員じゃ、ここまでできないだろうけど

金銭面は大丈夫なのか心配したり。

かなり過酷な仕事だし・・・

 

そして

佳代が、保護司を目指すようになったキッカケの事件で

まったく別の道へ進むことになる同級生の刑事・滝本との

過去とか。

 

前科者の過去で、虐待やいぢめをされ育った経緯とか

生まれた時からの犯罪者なんていないんだよね。

そーなる経緯があるんだよね・・・

 

佳代が、前科者のことで苦悩して自分は無力だと

現実に叩きつけられた時

佳代を救うのも、また前科者なんだよね。

 

作品を見終わった時

あ、これは

「保護司と保護観察対象者」の話ではなく

「人と人」の繋がりの話だったんだ・・・

 

「保護司」にも、きちんとお給料をあげてほしいと

思ったし、制度やルールに疑問を抱いたけど

「仕事」として対象者と接しないからこその

純粋な人との繋がりなのか?

 

でも、政治家とか

めっちゃ高いお金もらってるよね・・・

とか

 

やっぱり、いろいろと考えさせられた。

 

個人的に一番、身近に感じている

心療内科の先生やカウンセラーとか

超リスペクトだと思っていたけど

メンタル系の病気の人と接するのは本当に大変だから。

 

でも、この「保護司」の方々も

頭が下がる思いだった。

 

世の中には、まだまだ

知られていない知るべき現実がある。

 

アマプラで見た後は

必ずレビューを読むんだけど

その中に、新米保護司の方の書き込みがあり

いろんな人への希望や背中を押してくれる作品だと

感じた。