あの空は夏の中

雑記、ドラマ、映画、本、芸能人ブログ

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流浪の月

広瀬すず松坂桃李主演映画。

 

公開日、前日に突然、観に行こうと思って

観た映画。

 

原作小説の小説家の名前に

見覚えがあった。

 

テレビで、女流作家が3人対談する番組を

見た時、ひとりBL作家がいた。

もしかして、その作家なんじゃ?

と思ってググったら、そうだったw

 

「流浪の月」は、BLじゃないので

BL作家が書くBLじゃない作品に興味があった。

 

小説を読もうか?映画を観ようか?

少し悩んだけど映画にした。

 

小学生の時、大学生の文に声をかけられた更紗は

誘拐された被害者の女の子として

ロリコンの誘拐犯の加害者の文と離れ離れになって

15年後に再会する・・・

 

一言

役者って、すごいな・・・

と、思った。

 

それまでドラマで、広瀬すず松坂桃李

横浜流星も見てきたけど

全然、違う。

きちんとした芝居をしてる。

そう、感じる映画だった。

 

横浜流星なんて、どのドラマでも

イケメンのいい役ばかりだったけど

今回は、まったく違う役。

 

更紗の彼氏・亮役だけど

更紗への歪んだ愛情が加速していくと

あの普段、イケメンのいい人してた

横浜流星ではなく

汚い部分もさらけ出す役を

きちんと演じている。

リアリティさえ感じるほどの気迫を

みんな持ってる。

 

文は、言葉数は少ないけど

黙ってるシーンでさえ

何かを物語ってる感じがした。

 

更紗が、感情を吐き出すシーンでは

共感して涙が出てきて

しんどかった・・・

 

とにかく、この作品は

しんどい・・・

 

畳みかけるように

ふたりに襲いかかる常識や偏見の嵐。

 

更紗が、いつ自殺してもおかしくない状況に

ハラハラしたり・・・

 

どうしても、更紗と文視点で見ちゃうけど

亮自身も、「帰る場所」がない女性とばかり

つき合ってたことを親戚の女の子が

更紗に話すけど

絶対、自分を捨てない女性を

深く深く求めていたのだろう・・・

 

どのキャラも、みんな

幸せじゃない。

 

幸せになりたいだけなのに

なれない。

 

そんな作品だった。

 

原作小説を読んだ人から

小説もオススメだよ!

と言われたので

私も、気になったので

買ってみました。

まだ未読ですが。