勝手にふるえてろ

綿矢りさの小説。

綿矢りさが好きで、一気に読んだ。

２６歳ＯＬの江藤良香が主人公。

中学から片想いをしている「イチ」と

良香に告白してきた「ニ」との

恋愛小説だ。

恋愛小説と言っても

片想いをこじらせた痛い女性の物語だ。

これは、片想いをしたことがある女子なら

誰でも共感するし

もしかしたら、自分もこんな風に

こじらせていたかも・・・

と思わせる、リアルで痛々しいｗ

「イチ」に長年、片想いをしてるが

卒業してから一度も会っていない。

そして、この「イチ」「ニ」という

あだ名は、好きな人の順番だと思われる。

そこも、うまいなと思った。

一番好きなのは「イチ」だけど

自分に好意を持ってる「ニ」は二番なんだろうな、と。

良香が、「イチ」と再会することになって

おお！！

やっと、行動に出たか！！と

「イチ」との展開を楽しみにしたｗ

ずっと、片想いをこじらせるより

会った方がいいと思っていたからｗ

良香は、「イチ」の好きなもの、興味のあるものは

もちろん、全部、把握していたから

「イチ」とふたりきりになった時に

話も合うし、とてもココロが近づくが

「イチ」自身は

良香の名前さえ知らなかった事実を知る。

あー・・・

これは、ショックだな。

自分は、あなたをこれほどまでに知っているのに

あなたは、私のことなんて、まったくもって

興味がなかった。

という事実だもんな・・・

それは、長ければ長いほど

立ち直れないほどのショックだ。

そこで、良香の起こす行動に

正直、「え？？？」と思ったｗｗｗ

ちょっと、この行動は想像してなかったｗ

綿矢りさおもしろいなぁ～ｗｗｗ

最後に、「ニ」の本名が明かされる。

と、同時に良香が「ニ」を

ひとりの男性として見た瞬間だと思った。

映画化されていたことを知らなかったので

アマプラで見つけた時は

恐る恐る見たｗ

原作小説のイメージがあるから

実写になるのコワイよねｗ

良香役の松岡茉優を、この映画で知った。

「イチ」役は、北村匠海で

「ニ」役は、渡辺大知。

ほうほう、やっぱり「イチ」は

イケメンにしましたかｗ

（個人的には、北村匠海はイケメンだと思ってないけどｗ）

「ニ」は、親しみやすい感じｗ

良香の脳内恋愛を、コミカルに松岡茉優が

演じているｗ

私は、原作小説派だけど

この映画で、この作品を知って

原作小説を読むのもありだな、と思った。

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