あの空は夏の中

雑記、ドラマ、映画、本、芸能人ブログ

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現実からの逃避と夢の描写

生まれた時から、あたりまえのように

アニメを見て育った。

 

うちには、あまり絵本や本といった類が

なかったので、マンガも、もちろんなかった。

 

両親は、マンガ文化で育ってなかったと思う。

 

そんな私は、絵を描くことが好きで

紙さえあれば、ずっと絵を描いてるような子だった。

 

男子が、家まで一緒に遊ぼうと迎えに来れば

外で遊んでいたし

学校では、男子と、いつも殴る蹴るのケンカばかりして

傷だらけで服も砂や泥で汚れているような粗暴な野生児だったが

描いていたのは、お姫さまや小人といった

ファンタジー系だったw

 

ノートに十字線を描いて①②③④と数字をふって

ストーリーマンガを描き始めたのが

小4くらいの時だったと思う。

 

コマ割りを、本格的にきちんと知ったのは

中2だったので

それまでの自作マンガは、上に書いたような

4コマをストーリーマンガとして描いたり

1ページに10コマ以上のストーリーマンガを描いたりと

コマ割りは、めちゃくちゃだった。

 

描いてたマンガの内容は、ほとんどが

恋愛マンガだった。

 

男子を殴った手で、恋する少女を描いていたのだw

 

これは、最近、見た「サスケ」に出てくる

鬼姫が当時の私に似てたw

aoisakana5.hateblo.jp

サスケに復讐しようと、あの手この手で

残酷な行為を平気でするし

サスケとも取っ組み合いの戦いもする。

 

そんな鬼姫は、絵の才能を認められ

復讐をやめて絵の道へ行くキャラだ。

 

私の家庭環境は、ずっと悪かった。

 

父が怒鳴っては、物を投げる、食べ物も捨てる。

いろんな物が壊れる。

母を殴るが日常的に行われていた。

 

上の弟がヤンキーになると

ますます家は、ひどい状態になった。

 

終わりの見えない地獄絵図だったと思う。

 

そんな状態であっても

私の描くマンガでは、恋愛を繰り広げる主人公たち。

 

アニメを見ることで、私は現実逃避ができて

ココロの中に空想という自由があったと思う。

 

最近、多分、若い層だと思う絵師たちの中で

「病み系」のイラストが一部、流行っている。

 

少女が血だらけになって手にナイフを持ってる絵など。

 

私も、一時期、そこまでじゃないけど

「病み系」を描いたことがあった。

でも、描いてた時期は平和な日常になってからだった。

 

本当に、死にたいと思ってた時の絵は

夢に溢れた笑顔の少年少女が多かった。

 

ネットを始めた時

ひどく惹かれる絵を見つけた。

 

どれも寂しげな絵だった。

 

自分じゃ絶対に描けない絵だった。

とても、ココロに引っかかる絵だった。

それを、きっと惹かれたって言うんだろう。

 

その絵の作者とチャットをする機会があって

大学生の女の子だと知った。

 

絵は、気分で、たまに描いてると言ってた。

 

よく、細身の女性と幼い少年の絵が多かったから

質問すると

私と同じように、歳の離れた弟がいると話してくれた。

 

その人は、もしかしたら

ココロのままに、絵を描いてたかもしれない。

ココロの中のものを、絵に落とし込んでいたかもしれない。

 

私には、それはできないなーと思った。

 

自分じゃ絶対に描けないからこそ

惹かれるってある。

 

それは、きっと、私が絶対に絵には描かない

内面の孤独や寂しさをカタチにしてたから

惹かれたのかもしれない。

自分のココロの中のものを

見つけたキモチになったのかもしれない。

 

昔、手塚治虫全集の中に

戦後、食べる物もない状態で

「子供たちに夢と希望を与えるマンガを描く」

と誓う実話の短編を読んだ。

 

マンガの神さまである手塚治虫の言葉を

私ごときが語っていいのかわからないけど

 

きっと、私も同じだと思った。

 

私は、これからも地獄絵図のような

絵やマンガは描かないと思う。

 

現実に、人を殺すことはしないから

なんかそーいうのかっこいいと思って

「病み系」が流行ってるのもわかる。

10代なんて、特にそうだと思う。

 

私も、時代が違ければ描いてたかもしれないし。

 

でも

 

女の子の手にナイフではなくピースを。

泣き顔より笑顔を。

 

現実を描くことより

私は、空想を描き続けたい。

 

それこそ、つらい現実から

夢や希望を与えてくれたアニメのように。

 

追伸

今回も、AIさんにタイトルつけてもらいましたw

君の知らない物語

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