あの空は夏の中

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父親の不在

アメリカが風邪を引くと日本も風邪を引くとか

アメリカで流行ったものが10年後に日本にやってくるとか

ずっと言われていた時代を育った私が

 

10年後どころか、いまもなお

日本人が手に入れられないものがある。

 

それは日本家庭での「父親の不在」だ。

 

小学校から見てきた海外ドラマでは

フツーに家族の中心に父親がいた。

長男の悩みや思想の違いなどを語るシーンを

見てきた。

 

今、見ている海外ドラマも

中心に父親がいて、その父親が家族のヒーローであり

亡くなっても、なお輝いているのだ。

 

日本には、マザコンしかいないと

私は思っている。

 

ザコン夫は大キライだけど

女性たちは、マザコン育児を続けている。

それが、日本の家庭の姿だ。

 

私の話をしよう。

父は仕事に忙しく、家にいることも少なかった。

休日、家にいても昼まで寝ている。

どこか遊園地とか連れて行ってくれる父ではなかった。

近所の公園ですら行かなかった。

弟はキャッチボールをしたかったと

大人になっても恨んでいる。

 

遊園地や動物園は、いつも母がひとりで

子供たちを連れて行ってくれた。

友達の話、進路の話、そーいうことも

母が全部、親身に聞いた。

 

父は外で、お金を稼いでくる人だった。

 

当時は、それがフツーであって

働けば働くほど、お給料がもらえた時代で

専業主婦も多かったから

問題視されることはなかったと思う。

 

どこの家も、子供と親密にしていたのは母親で

父親は子供の友達の名前も知らないのが

フツーだった。

父とも会話なんて、ほとんどしなかった。

 

だから、親友の家に行った時に驚いたのだ。

子供部屋じゃなくてリビングにお邪魔するの?

おばさんもおじさんもいるけど・・・

超緊張!!

 

親友の家族は仲が良く、たまに家族で

富士山に登ったり

私と遊びに行った帰りも駅まで

親友の家族が車で迎えに来て

これから外食をしようと帰って行ったりしてた。

 

でも、一番、驚いたのは

おじさんも仕事が忙しかったから

帰りも遅かった。

親友が大学の時、私は社会人だったから

会社帰りに親友の家に寄って

玄関で立ち話をしてると

おじさんが帰って来て

「おー、魚さん!!」と

話しかけては、親友が怒って

「うちらが魚と話したいんだから!

お父さんは向こうへ行っててよ!」

なんて、日常茶飯事で

私は、多分、自分の父親より

親友のお父さんとの方が会話したと思う。

 

なんて、アメリカンな家なんだろうと思ったし

中学の頃の親友の理想の男性は

「お父さん」だったのも衝撃だった。

ちなみに、私が絶対結婚したくないNo.1は

「父親」だったw

 

そんな、私たちも今年で50になる。

 

今、日本は、あれから変わったのか?

 

残念ながら変わってないと思う。

 

自分が結婚してみてわかった。

パートナーが、特に出世したくなくても

家族を一番にしたくても会社が許さない。

 

パートナーの仕事は激務だった。

夜11時にやっと帰って来ていたし

終電を逃すとタクシーで帰って来ていた。

出産後には、休日以外、単身赴任が始まった。

 

パートナーは、もっと家族と一緒にいたい。

飲み会も行きたくない。

普段から、子供と、もっと関わりたいと思っていて

できる限りやろうとガンバっていたけど

会社が許さなかった。

 

私が、鬱病になって倒れて

単身赴任を断ることになった。

 

逆に、私が倒れなかったら

単身赴任は続いていて

私は、家事も育児も親戚づきあいも完璧にやろうと

続けていたと思う。

 

私が倒れたことで

パートナーと息子の繋がりは強くなった。

 

結婚して、ずっとパートナーに言っていたのは

実家には絶対お世話になりたくない。

これからは、ふたりの新しい家庭を築きたい。

だから、なんでも、ふたりで解決していきたい。

 

まさか、会社や仕事が壁になるなんて

夢にも思わかなったけど。

 

みんな、生活するためにはお金が必要だ。

そのために働く。

でも、生活するために必要だから働くはずが

働くために生きるようになり

正社員、お給料というものが個人のステータスみたいに

なっている。

 

妻がパートをしたいと言えば

「俺ほどの稼ぎが稼げるのか?」

と暴言を吐くのは

仕事が自分のステータスになってるからでしょう?

 

パートもバイトも立派な仕事だ。

仕事に本来、上下なんてないはずだ。

 

仕事第一になっているから

妻が、自分の悩みや子供の相談をしたいと言えば

「俺は、仕事で疲れてるんだ」

と、一掃するんだろう。

そこに+「家庭のことは、お前にまかせてるだろ」も

お決まりのセリフだ。

 

こんな状態で、母親は子供の育児に必死になり

子供も母親だけがなんでも話せる人になるんじゃないかと思う。

 

まさにマザコンループにドハマりしている。

これにネットで「そんなことはない」とお怒りになる

ママ垢もいたけど、気づいてないだけだよ。

 

うちの父は、自分の家庭や子供のためには

まったく動かなかったけど

父の母親や姉の用事には行動が早かった。

さまに、典型的なマザコンだ。

 

そして、そんな父をかわいいと思っている

父の母親と姉は、母をいぢめたりするので

父がいない夜に、母が泣いている姿を私は何度も見て

「母を守らなくては」と子供ながらに強く思った。

 

そんな母が亡くなって、私の家はというと

もう誰も実家に近づかない。

 

家庭の中心には母親がいて

その母親がいなくなることは家庭崩壊するのが

日本の家庭だ。

 

それは、うちだけでなくパートナーの家もそうだ。

義母が亡くなり、あんなに来ていた親戚も

来ることもなくなり

子供たちだけでなく孫さえ近づかない。

 

私が、一人暮らしを始めた時

父は心配して仕事帰りに家に寄ってくれたりしてた。

お土産も買ってくれたり

でも、そーいうことじゃないんだ。

 

大人になってからしてくれたことに

感謝してないわけじゃないけど

やっぱり、子供の頃からそばにいたのは母親なんだ。

その長さと濃さには敵わないのだ。

 

そして、父親が理想の男性と言っていた親友は

現在、絶賛父親と大喧嘩中だw

会うたびに、父親がダラしない、食べた食器を下げないなど

いろんな不満が飛び出すようになったw

 

それは、おじさんが定年を迎えたあとからだ。

今まで、仕事でいなかったから見えてなかったことが

定年で家にいるようになって目につくことが増えたんだと思う。

 

「中学の頃は、お父さんが理想の男性って言ってたのにね?w」

なんて言ったら

「うそー!!そんなこと言った???」

と、本人たちは覚えてないし信じられないって顔をするw

 

日本のドラマもアニメも、父親の存在が希薄だ。

母子家庭でなくても父親が出てこない作品も

いっぱいある。

 

トレンディードラマで育った私としては

超イケメンたちからモテモテ恋愛を見て

恋愛に憧れをもつけど、だいたいのドラマは

結婚しました!エンドだから

恋愛は憧れるけど、結婚は別にって思っていた。

 

コロナ前に、日本の会社は大変革があった。

パートナーの会社も、あまり残業をしちゃいけない

決まりになって帰りも早くなった。

別の会社の先輩も、残業できなくなって困ったと

言っていたから、多くの企業はホワイト企業へと変わっていった。

 

そして、そこへコロナ禍になり

テレワークでもできる仕事はテレワークにしようって

動きに変わった。

 

私は、思った。

育児に死にそうになってた頃に

そうなってほしかった・・・

一番、家にいてほしかった時に

その制度になってほしかった。

 

でも、逆に、今なら、若い人たち

夫婦一緒に育児に

専念できるのではないか?

 

ところが、夫の育休が、まったく育児に参加していなかったり

先輩ママとして新人パパをサポートみたいなアホな提案まで・・・

先輩ってなんだ???www

 

子供の妊娠も出産も育児も、ママだって初めてなんだよ。

ミルクもおむつ替えも、すべてが初めて。

なんなら、ひとりっ子育児も初めてだし

二人目育児だって初めてだし

3人目育児だって初めてだろうよ。

そのつど、変わるもんだろ。

 

それになぜ、パパだけ優遇されるのか

ほんと、わからない。

 

昔のように、激務の中、育児したくてもできなかった

パートナーのような人らからしたら

余裕でできるんじゃないの?と思うだろうよ。

 

私は、倒れて寝たきりになって

パートナーは、初めて包丁を持つことになった。

そして、人参の切り方がわからなくて指を切ったw

でも、そんなことの繰り返しの中で

子供のお弁当を作り続け

毎年の防災の日、子供引き渡し訓練の日には有給を取り

子供を迎えに行った。

 

私が、病気であっても

子供ひとりに対してPTAは必ず一回はやらなきゃいけなかったり

町内の子供会の役員にもならなきゃいけなくて

それも、全部、パートナーが参加した。

(全部、土日だったからできた)

 

それでも、家庭の中心には私がいる。

 

息子は、あんなにパパ大好きだったのに

パパとふたりで出かけてもつまらないと言うし

魚っちが行かないなら行かないという始末・・・

 

たまに、息子の部屋に入ると

息子の大好きな百合小説の話を語ってくれるが

それか野球の話w

その百合の話で印象的だった話があった。

 

百合であるAは、あまり家族といい感じでなく

大好きなSが、すべてって思ってる女の子。

だけど、Sは、家族円満で家族大好きな女の子で

Aのことも、もちろん大事だけど家族も同じくらい

大事だってことも理解してほしい。

 

息子は、魚っちは、絶対Aタイプじゃん?

俺はさ、Sのキモチのがすごいわかるんだよ。

 

ええ・・・

そうなん???

 

魚「いや、でもさ、恋人できたら

  うちらのことは捨てていいんだよ。

  恋人との未来だけ見てほしいと思ってるよ。

  ほら、相手の親が苦手って人もいるじゃん?」

息「いや、もし、俺の家族がムリって人だったら

  そもそも、つき合わない。俺がムリ。」

 

そ、そうなの???

あれ、もしかして、私は家族円満でいたいとは

思ったけど、家族円満すぎて

恋愛やら結婚やらの障害になってる???

まさか、私もマザコン育児してしまったのかーーーー!!!!!

 

なんとなく、ドラマを見ていたら

ドラマの内容が

妻が専業主婦から仕事を始めることになった。

家のことは俺にまかせて!と夫は言うが

妻が帰ってくると、子供のおもちゃは出しっぱで

食器もたまってる、部屋も汚くなってる。

というシーンで

 

息子が言った。

「ねぇ?なんで、奥さんが働くってなっただけで

家庭がこんな状態になるの?」

 

そうだねー

すごく、いい疑問だね。

ドラマを、ちらっと見ただけで

そーいう疑問を若い子がもつことは大事だよ。

これが、いかにおかしいか思える感性になって

うれしい。

 

そう、別に家事、育児に性別なんてカンケーない。

どちらかに負担がかかりすぎた結果だと思う。

 

今、日本は、専業主婦廃止に向かいつつ

女も働け!!でも最低3人は産め!!

という、よくわからない政治になっている。

 

そして、お給料は上がらない。

働けど働けど上がらない。

物価も上昇し続けている。

 

私は、結婚という制度は

もともとキライだったし

子供を生んでも同棲でいたいと思っていた。

でも、看護師さんから言われた。

籍を入れた方が自己負担した額が返ってくると。

そう、結婚した方が子供も育てやすいから

結婚したんだ。

 

でも、今、そのメリットがない状態で

結婚する意味ってあるのかな?

 

そして、いまもなお

父親の育児が、あたりまえになっていない日本。

 

日本から「イクメン」なんて言葉がなくなって

父親が育児をしてもフツーの時代が来るまで

結婚しないで、好きに恋愛して

自分の好きなことに夢中になった方がいいんじゃない?

と、私は思う。

 

ネットで、イクメンイクメンと育児するパパ垢が

モテハヤサれてるのも自分は吐き気がするし

他人の夫に、そもそも興味がない。

 

有名ママ垢には、執拗にアンチがいるし

なんで???

 

男が育児したらモテて

女が育児したらアンチが湧くって

日本終わってるな!!

 

私が、今、20代なら絶対、結婚しない。

気をつけるべき点は、ただひとつ

絶対に、妊娠しないことだ。

 

政治家の思うように、国民がするわけないだろ。

税金、税金の嵐だし。

特に、女性が自分らしく生きていいって時代に

何が最低3人は産めだよ。

子供産む機械じゃねーんだよ。

 

それに、支えてくれる夫の存在が

まだまだ微弱で話にならない。

 

すでに、アメリカでは父親という存在が大きい中

日本の父親はいるんだか、いないんだかわからないくらい

どうしても、そこへ辿り着かない日本の家庭のことを

記事にしたかった。

 

サザエさん」で、波平は偉大な父親だよって

思う人もいるかもしれない。

じゃあ、マスオさんはどうなの?

マスオさんの方が小さい子供がいるんだよ。

しかも、波平もマスオさんも家事、育児してないじゃんw

 

ちびまる子ちゃん」だって

ひろしって、いつも酔っ払ってる感じだしw

まるちゃんと一緒に遊んでくれるのはおじいちゃんだよw

これまた、ひろしも家事、育児してないしねw

 

これは、原作が昭和のだし

ただ単に、令和になった今も変わらずアニメが

続いてるだけなので、これがあたりまえだって思わず

アニメはファンタジーって思って見てほしいですw

すばらしい日々

すばらしい日々