あの空は夏の中

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THIS IS US/ディス・イズ・アス<シーズン2>

個人的には、<シーズン1>よりも

涙が止まらない話が多かったです。

 

こちらは<シーズン1>の感想

aoisakana5.hatenadiary.jp

 

三つ子が、37歳の誕生日から始まり

ケイトの結婚式で<シーズン2>は終わります。

 

この<シーズン2>は、一言で言うなら

「喪失」の物語でした。

 

三つ子の父親・ジャックの死が明らかになり

前回、ケイトがジャックの死がココロの傷になっていたけど

今回、ケヴィンもだとわかる。

ランダルは、里子にデジャを迎え

ケイトは妊娠、そして流産という怒涛の展開だった。

 

ジャックが、家族のために新車を買う15話が

特に好きでした。

 

その車には、ジャックが言ったように

家族の思い出を刻み、いなくなったジャックが

まだ、そこにいるように感じた。

 

ジャックは、いつどこで何で亡くなってしまうのか?

ずっと、気になっていたけど

どんな亡くなり方であろうとカンケーなかった。

 

ジャックが、もういないという事実が

家族に大きな喪失を与えていた。

 

ケヴィンが、母親であるレベッカの再婚相手ミゲルを

あまり良く思っていないキモチは私も共感してた。

私も、ケヴィンと同じ態度をしちゃうと思う。

 

でも、ミゲルはジャックの親友で

親友を亡くし、その親友の息子から拒否されることの

つらさも吐露していて

ああ・・・そうか、たしかに・・・

と、思った。

 

ミゲルは、ジャックが生きていた頃から

レベッカを好きだったわけじゃない。

ミゲルはミゲルで他の人と恋愛したり結婚したり

離婚したり

そして、ジャック夫婦の良き理解者だった。

ジャックが亡くなってから

レベッカとも連絡を取ることなく年月が流れ

再会して再婚した流れを

ケヴィンに話す。

 

ケヴィンにしたら、父が生きてた時から

母を好きだったのか?

という疑念があったからね。

 

子供なら、そーいう疑念はもってあたりまえだと思う。

 

そして

 

人は、どんなカタチであれ、いつかは死ぬ。

このドラマには、それが、いつもテーマにあるように感じる。

 

だから、どこか哀しさが底に流れている。

 

デジャが幼い頃、10代で出産した母親と

祖母がいた。

祖母は、デジャの母親に大人になるように言うし

デジャを愛していた。

自分が、年齢的に長く生きられないことをわかっていたから

自分がいなくなっても、きちんと育児ができるように

もっと指導したかったと思う。

一緒にいたかったと思う。

 

祖母が亡くなって、デジャの母親は

自分を捨てた男にダラしなかった母親と同じ道へ

行ってしまう・・・

まさに負の連鎖だった。

 

負の連鎖と言えば、レベッカも娘のケイトと

ずっと、関係が良くない。

レベッカは、母親を嫌っていたから

自分は娘とは、そうならない。

友達のように何でも話せる関係を築きたいと思いながらも

ケイトから避けられていた。

 

でも、そんなケイトの流産を知り

ケイトを抱きしめるシーンで

どうか、ふたりの関係が良好になりますようにと

思わずにはいられなかった。

 

こういう女性にしか、わかりあえないことは

母親の存在は大きい。

レベッカは、ひとり死産してるしね・・・

でも、ケイトの流産の方が

さらに悲しかったと思う。

 

親って、自分の身の上に起きた悲しい出来事より

子供の身の上に起きた悲しい出来事の方が

くるしいもん。

代わってあげたいと思うものだから。

 

ケイトが何度も見る夢では

年老いたレベッカとジャックが一緒にいて

本来あるべき未来だったと語るけど

ケイトの願望だと思った。

そこに、なぜトビーがいないのか気になるけど。

 

みんな、それぞれに喪失を抱えて生きている。

 

私も、また母が、もう、いないという喪失と

死ぬまで向き合っていくんだろうと思った。

 

ケヴィン、ケイト、ランダルは

大人になっても兄弟の絆があることが

希望に感じて羨ましくもあった。

Lonesome Loser

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