恋せぬふたり

高橋一生と岸井ゆきの主演。

人に恋愛感情も性的欲求も抱かない

「アロマンティック・アセクシュアル」の男女を

テーマにした作品。

実は、私は、このセクシャルを知ってから

世の中には、いろんなセクシャルがいて

それぞれが自分らしく生きられる世界になってほしいし

なんならドラマや映画にした方がいいのに・・・

と思っていた。

なので、やっと！！

このテーマでドラマ化されたことで

いろんな人の認知が広がると思った。

このセクシャルは、本当に本人であっても

わかりづらい。

ネットで、なんなんだろう？どうして？と悩んでる

性別カンケーなく大学生や若い人も悩んでいて

もしかして？とたどり着いた経緯が書かれていた。

ネットをやらないだけでカミングアウトしてないだけで

きっと、たくさんいるんだと思う。

私が、このセクシャルを知ったのは

実はマンガからだった。

脇役イケメンキャラが

「知ってるでしょ？俺がＡセクだって」

Ａセク？？？

どーいう意味？？？

そこからググって、そのセクシャルで悩んでる人たちに

たどり着いた。

岸井ゆきの演じる主人公・咲子は

明るく元気なＯＬ。

会社でも、かなりモテてる。

けど、咲子本人は恋愛感情がわからないまま

まわりの「そのうち、わかる」の言葉を信じ

大人になっても、やっぱりわからず

高橋一生演じる・高橋さんのブログで

自分のセクシャルを知る。

高橋さんのブログで、高橋さんも同じセクシャルで

「恋愛感情なくても、一生ひとりでいたいわけではない」

と、言う言葉に咲子も共感し

ほぼムリヤリ恋愛抜きの家族になりませんか？と

同居生活が始まる。

この「恋愛感情」がないからといって

一生ひとりで生きたいとは思ってない。

できれば、誰かと支え合って生きていきたい、は

かなりネットでも見た言葉だった。

恋愛するのがあたりまえ。

恋愛至上主義の人たちからは理解しにくいセクシャル。

私も、恋愛脳だったのでなんとなくわかるけど

これが「あたりまえだ」と思ってしまうことに

疑問を持つことも大切だと思った。

まず、咲子の家族、特に結婚した妹が

「恋愛」「結婚」があたりまえだと思っていて

でも、そのあたりまえを振りかざす姿は

常識人とは思えぬ非常識な人間に写った。

いくら姉妹だからと言って

そこまで言う？

その行動は非常識じゃない？

と、かなりイライラしたｗ

そして、咲子の元彼・カズくんは

咲子と同じ会社の同期。

趣味や話が合うことから、つき合いだしたけど

「活動休止」状態だったことで←きちんと別れてない状態

最初は、咲子と高橋さんがつき合ってるのか？

と思って、最初は、かなりウザいキャラとして

絡んでくるんだけど

高橋さんの家で一緒に同居をするうちに

咲子のセクシャルを自分なりに調べたり考えたり

理解するに至る。

けど、咲子のセクシャルに合わせて

ガマンしてほしくない、カズくんにはカズくんの

幸せがあるから、幸せになってほしいと

咲子と「解散」する。

解散した後も、高橋さんちに来るしｗ

ふたりの友人として、つき合っていく。

このカズくんのキャラは、かなり良かったと思う。

咲子に好意をもっていた後輩と同じく

ウザいキャラかと思いきや

本当に咲子のことが好きなんだなーと思った。

咲子とルームシェアするはずだった親友。

千鶴は、元彼とよりを戻したから

ルームシェアできなくなったと言って去ったけど

実は、千鶴は咲子に恋愛対象として好きになっていて

咲子から一方的に距離を置いた話は

かなり切なかった・・・

それにしても、咲子モテすぎｗ

全８話だったけど

かなり、いい作品だと思った。

世の中には、いろんな人がいる。

自分の知らないことなんて山ほどある。

本当の意味での「人それぞれの幸せのカタチ」が

あるよねって社会になっていってくれたら

いいなと思う。

そして、このテーマに真剣に取り組み

ドラマ化したスタッフたちにも

拍手を送りたい。

まるごと

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（１）