あの空は夏の中

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若者の自殺に思ったこと

たまたま、テレビで「若者の自殺」の番組を見た。

 

全世代で、一番多い自殺する時間帯が早朝だと知って

ちょっと意外だった。

 

私は、ずっと深夜だと思ってたから。

深夜に考えることは良くない。

とよく聞くし

深夜には、ろくなことを考えないから日が昇ってから考えた方がいいとか。

 

早朝って言ったら、私が寝る時間じゃんw

と、友達とそんな話をした。

 

友達は、早朝なの、すごくわかると言っていた。

夜から、ずっと悩んで眠れずにいて明るくなる頃

決心するんだろうね。

と。

 

あ・・・そうなのか。

日が昇ってきて明るくなることは

良いことばかりではなかったんだ・・・

 

暗闇がダメなんだと思ってたけど

その日が昇ってきた頃に決心してしまうのか・・・

朝が来なければいいのに・・・

そんなことを思い続けた日を思い出した。

 

そして、若者限定で多い時間帯が夕方だった。

それは、すごく共感した。

 

ずっと学校でガマンして過ごして

放課後・・・糸が切れたように自殺してしまうんだろう・・・

 

「学校に行きたくない」と言われて

学校に行かせて自殺した息子くんの父親が後悔してる話に

違和感を感じた。

 

普段、なるべく息子くんの話に耳を傾けていた。

その時、なぜ、それをしなかったんだ。

会社なんて遅刻したっていいんだ。

朝、ちょっと息子くんの学校まで車で送る時に

話を聞いてあげたら違っていたのではないか?と。

 

どうして、学校に行かせる選択肢は変わらないの?

「学校に行きたくない」は、休ませるサインだと聞いたよ。

私なら、休んじゃいなよ!と言う。

 

部屋で休んでもいいし、別に学校だけが世界ではないことを言って

ふたりで遊びに行こうか?と誘ってもいい。

 

そんな、私は、ある日から学校に行かなくなったからだ。

別に、親に、わざわざ学校に行きたくないなんて言わなかったし

それを言って解決するとも思ってなかった。

 

たまには、家で過ごしてたけど

ママも、学校は?なんて聞かなかったし

別に、家も学校も私の居場所じゃなかった。

 

だから、制服に着替えて電車に乗り

途中下車してデパートの屋上で遊んだり

ちょっと変わった本屋があって一階は本屋で二階が文房具が

売っていて、その奥にスケッチブックと画材が用意された

机と椅子があって、そこで絵を描いたりして過ごしたり

学校と反対側の場所に、変な館?洋館?みたいなところがあって

そこの外の芝生でゴロゴロして過ごしたり

 

あとは、学校には来てるけど教室には行かなかったことが多かった。

だいたいは生徒会室で過ごしたり、放課後の部活はきちんと出たり。

 

そして、フッと思った。

 

今の子たちは、外で遊べる場所なんてあるんだろうか?

ゲーセンも、かなり少なくなったし

デパートの屋上なんて、ほぼないし

家と学校以外の居場所を作るのが困難なんじゃないか?

 

あとに紹介されたのは、遺書も残っていた娘さんの母親の話だった。

将来の夢はイラストレーターで、母親は、その娘さんの

イラストをきちんと飾って新作を楽しみにしてたと。

 

娘さんの親友の話では、ちょうど自殺する1年前から

死を考えてると言われたことがあると。

 

遺書には、学校も友達も人間関係は良くて、特にいぢめもない。

でも、将来への不安があってずっと死ぬことを考えていた。

と、書かれていた。

 

何も問題がなくても、むしろ、みんな家庭環境がすごく良いのに

なんで自殺を選んでしまうんだろう・・・

 

今の私ではなく、10代の頃の私に問いかけてみた。

 

10代の頃の私は、20までしか生きないと決めていた。

どんな手段でもいいから、とにかく終わらせようと決めてた。

 

もう、しんどくて、かなり疲れていた・・・

学校では、いぢめは絶え間なくあった。

 

でも、私は成績も良かったし、友達もいっぱいいて彼氏もいたし

いつも笑っていたし楽しそうに見えたと思う。

 

やりたいこともいっぱいあったし、やらなきゃいけないこともいっぱいあった。

でも、ずっと、しんどかった。

できることなら早く死にたいと思っていた。

 

一番、覚えてるのは地元の線路下のチャリ置き場で

突然、泣き出した。

 

その時

もうヤダ!!こんなん本当の私じゃない!!!!

全部、捨てたい!!まったく知らない場所に行きたい!!!!

早く死にたい!!!!

と、叫んでた。

 

私が、10代で、そんなに疲れていたのは

全部、家庭環境が原因だった。

 

10歳から赤ちゃんの弟の面倒を見てきて

もっと、遡れば7歳の頃から、私は、すでにママの保護者だった。

 

ママの悩みを聞き、ママの味方をして、ママのわがままを許し・・・

絶え間ない両親のケンカに、ココロは擦り切れていた・・・

 

中学の時、初めて自分が決めた進路を

ママから、バッサリ切られて

いいから高校へ行きなさいと。

お前が高校に行って弟たちの見本にならないと。

そして良い会社に入って稼いで良い人と結婚してほしい。

 

自分たちが、毎日のように夫婦ケンカをしているのに

その娘の私が、なぜ結婚に夢が抱けると思うのか?超謎w

もう、そんな人生に疲れてた・・・

 

今、現在、暗闇でしょ?

この先も、ずっと、これが続くんでしょ?

開放されたいよ。

もう、終わりにしたいよ。

 

夢を応援してくれる親がいて家庭環境の良い子が

なんで、自殺するんだろう・・・

その子たちも、暗闇を持っていたのだろうか?

 

将来に希望が見えないって

どんな不安だったんだろうか?

私とは違う暗闇だったのだろうか?

 

でも、きっと、今の子たちが自殺する理由が

一番、多いのは、これなんじゃないか?とも思った。

 

もし、私の家庭環境が良かったら

もっと何も考えずに楽しく過ごせて自殺も考えないと思ってた。

 

私は、「幸せ」が、わからなかった。

それは、私の人生に「幸せ」がなかったから。

 

苦労ばっかりの生まれた瞬間から選べない家庭環境の中

自分で「幸せ」を探さないといけなかった。

 

「幸せ」に、ふれてみたかったし

「死」を望みながら「幸せ」も同時に探してた。

 

今の子たちは、そもそも、生まれた時から

「幸せ」の場所にいるけど、それがあたりまえのことだから

それを「幸せ」だとは感じないんだろうな。

 

将来に不安がない人なんているの?

 

たしかに、そうだよね。

みんな、不安を抱いてるよね。

 

特に、今はコロナ禍で

学校もオンラインだったり

友達を作る機会がなくなり、友達がいても会えなかったり

本来、大学生っていったら

サークルだのなんだのと遊んでるイメージなのに

バイトも失い大学費も払えず

辞めてしまう子もいる・・・

 

そして、同時に思ったのは

家庭環境が悪くて苦労してて自殺してもおかしくないって

思う人のが、生きるんじゃないか?

図太く生きるんじゃないか?

私は、20を超えても生きてる。

 

何度も、何度も、数え切れないくらいの死を選択しながら

生きてる。

 

そして、今は、とても楽になった。

 

あの苦悩の日々から開放された。

好き勝手に生きてる。

楽しくなった。

 

でも、その言葉が届かないことも知ってる。

 

10代の私に、大人になったら楽になるよって言っても

イヤ、ムリ!!と言うと思う。

 

それと同じように、今の子たちにも、その言葉が響かないことも知ってる。

だけど

せめて、身近な子たちには、声をかけ続けたい。

耳を傾けていきたい。

 

まぁ、だいたい人の話を聞かない私だけどw

いつでも話を聞くよ?

私は、バカな話しかできないけど

私のバカ話に声出して笑って少しでも楽しく感じてくれたらいい。

 

人間は、無力だから。

自分自身だって救えないことのが多いのに

人を救えるなんて思えない。

そもそも、救えるって考えもおこがましいと思う。

 

だから、せめて、私は

笑顔にしたい。

 

一瞬でも、楽しい!と思ってくれて

おバカな私を見て、ああ、こんな生き方もありかな?

と、気楽になってほしい。

 

それが、「死」から遠ざけてくれることを

祈るばかりだ。