あの空は夏の中

雑記、ドラマ、映画、本、芸能人ブログ

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朝が来る

映画館に次やるポスターを見るのが好きで

「朝が来る」は、気になっていた映画だった。

 

気になっていたけど映画館に行かなかったの

あるあるなので

ネットで見ました。

 

原作は、辻村深月だったんだね。

意外。

こーいう小説を書くイメージまったくなかった。

 

バリバリ仕事をしている栗原夫婦は

ある日、子供がほしいと思い病院に行くと

夫が無精子症とわかる。

長い不妊治療の末、特別養子縁組で息子を育てる。

もうすぐ小学校にあがる時期

突然「子供を返して下さい」と言う女性が現れる。

 

いちお、ジャンルにミステリと書いてあるけど

まったくミステリ感はなく

映画は、どっちかというとドキュメントみたいな作り。

 

栗原夫婦役に、井浦新永作博美

永作博美の演じる母親役って、ほんとに苦悩する演技が

うまいんだよね。

「八日目の蝉」の頃から母親役を演じる永作博美

注目するようになった。

 

井浦新も、疲れた苦悩した演技が似合う俳優。

 

ふたりの不妊治療の苦悩と子供がいる同僚に

子供が生まれることって奇跡なんだと

井浦新のセリフに切なくなったり・・・

 

特別養子縁組へ行くまでのストーリーを

丁寧に描いてから

 

相手側、子供を手離さなければならなくなった側の

話に切り替わる。

 

ひかり役が、蒔田彩珠

「星の子」から注目してる女優。

 

ひかりが中学生で妊娠するので

どーいう経緯で妊娠してしまうのか・・・

 

望まぬ妊娠のパターンは、いろいろあるので

どうか最悪なパターンでなければいいと

願うように見た。

 

中学生同士の交際で、妊娠してしまう。

映画では、ふたりは真剣交際だったけど妊娠で

引き離されてしまう。

 

ひかりの子供を手離した後の経緯も描かれ

もう、もとの生活には戻れなくなっていたこと・・・

 

特別養子縁組団体「ベビーバトン」で

働く浅見役を浅田美代子が演じていて

ひかりを暖かく見守ってくれる。

そこの場所が閉園しなければ・・・

 

それぞれの視点をドキュメント的に

描写してるので

これは、見てる側に問いかける映画だと思った。

 

いろいろと、考えさせられる物語だった。

 

中学生の妊娠は

14才の母」てドラマがあったけど

当時から、思ってたけど

こっちは、親や親戚やまわりに助けられて

産んで育てるから

稀なケースだと思う。

いかに恵まれたケースだったかと思わずにいられない。

 

実際は、子供を堕ろせば、堕ろせないなら手放せば

と思う親や親戚の方が多いんだろう・・・

子供の将来のことも、もちろんだけど

世間体やら、いろんなことが絡むと

みんなで協力して、産んで育てよう!!

とは、いかないんだろう・・・