あの空は夏の中

ドラマ、映画、本、特撮の感想ブログ

それでも、生きてゆく

母が、好きで見てたドラマ。

ほんと、こーいうドラマ好きだなって思いながら

少し見た感じ。

 

殺人犯側の加害者家族と被害者家族になってしまった

両者の家族を描いたドラマ。

全体的に暗い印象だった。

 

このドラマで、主演の満島ひかり

母は、高く評価していたのも印象深かった。

 

満島ひかり演じる双葉は

殺人犯の文哉の妹。

その文哉役が風間俊介で、かなり、このドラマの

本気度を感じる。

 

文哉の親友・洋貴(瑛太)は妹を文哉に殺される。

 

洋貴に双葉が会いに行くところから

物語は始まるけど

私は、このドラマを最終回まで見ていなかった。

 

このドラマのことも忘れていた時に

ネットで、このドラマのツイートを見て

あ、そーいえば母が見てたな・・・

結局、あのドラマはどう終わったんだろう?

と、気になって

このドラマだけ見ようとFODに入ったw

結局、退会してないけどw

 

加害者家族となった家族の生き方と

被害者家族となった家族の生き方が描かれ

どちらも不幸だな・・・

と感じた。

 

ずっと、気になっていたのは

文哉だ。

 

未成年の犯行で、少年院から出て

名前を変え社会復帰していたけど

文哉自身、どう感じているのか・・・?

 

妹を殺害された洋貴の家族は

両親が離婚したり家族がバラバラになり

お祝い事とは無縁に生きてきた・・・

 

双葉の方も、加害者家族として

嫌がらせを受け、どこへ引っ越しても

それは続き・・・

両親は、子供たちのために書類上では離婚し

子供たちは母親の旧姓を名乗る。

でも、両親と一緒に隠れながら生活している。

 

兄を信じている双葉と、親友がなぜ犯行に及んだのかを

考えている洋貴が、文哉のことを追っていく。

 

ふたりは、お互いに

文哉の事件から、どちらの家族も苦しみと悲しみを

抱えていることを知る。

 

そして、双葉と洋貴が惹かれ合い

洋貴は、事件のことを誰も知らない場所で

ふたりで暮らしたいと思うようになるが・・・

 

文哉は、更生して真面目に働いているように見えた。

 

でも、少年院から知り合った看護師との過去で

ふたりは、文哉が更生してない事実を知る。

 

そっか・・・更生していなかったのか・・・

 

社会復帰した果樹園で、文哉の過去の事件を知ってしまった

果樹園の娘が傷害事件に巻き込まれる。

文哉の犯行だ・・・

 

文哉の事件を知って、尚、受け入れた

果樹園の主の裏切られたキモチと許せない感情と後悔・・・

そりゃ、そうだよね・・・

 

果樹園の娘には、まだ幼い子供がいて

母親が意識を取り戻さず入院している状態になっても

文哉には罪の意識がない。

 

ドラマを、ずっと見ていても

文哉が何を考えてるのか、まったくわからない。

 

本当は、もう幸せになっていいはずの

双葉は、兄の犯行の罪滅ぼしをしようと

果樹園で働きながら、母親が目覚めるまで

幼い子供の面倒もみたいと申し出る・・・

 

洋貴は、もちろん反対する。

それは、きっと視聴者も同じだ。

 

ただ、兄弟ってだけで、自分の人生を

兄の罪滅ぼしのために使ってしまうのか・・・

 

最初は、果樹園の主は断っていたけど

何度も何度も訪ねてくる双葉に折れる。

 

もっと、違う生き方ができたと思う。

でも、それができないのが双葉って人間だったのかも。

 

全話通して、救いなんてないドラマだったと思う。

ただ唯一の救いがあるとしたら

洋貴とのわずかな時間だったのかも・・・

 

それが、暗さだけでなくリアルでもあり

どこか悲しくもあった・・・

 

こーいうドラマ、最近では

ほぼ見られなくなった。

 

重いテーマだしね。

でも、いろいろ考えさせられるドラマも

時には必要だと思う。

 

そして、このタイトルがなぜ

「それでも、生きていく」なのかを

考える。

 

映画みたいなドラマだった。