あの空は夏の中

雑記、ドラマ、映画、本、芸能人ブログ

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白夜行

東野圭吾原作。

 

東野圭吾原作のドラマ化は、かなりあるし

人気作家だけど、唯一、この本だけ買った。

 

白夜行」を知ったのはドラマから。

セカチュウ」のドラマと同じスタッフと

山田孝之綾瀬はるかの共演と主題歌を柴咲コウ

話題になってたと思う。

個人的には、かなり楽しみにしてた。

 

幼い少年少女が淡い初恋をする。

お互いの家庭環境のせいで残酷な道を行くことになる。

 

雪穂は、借金を抱えた母親から売られていて

性的虐待を受けていた。

その買い手が亮司の父親で

それを偶然、知ってしまった亮司の手で殺害される。

雪穂も、母親をガスで殺害する。

ふたりは、今後もう会わないようにしようと離れる。

事件は迷宮入りする。

 

まだ、幼い小さな恋をしていたふたりが

汚い大人によって人生を狂わされる・・・

 

高校生になった雪穂(綾瀬はるか)は

親戚の家の養女になって暮らしていた。

 

亮司(山田孝之)も、高校生になって

一人暮らしして暮らしていた。

 

ふたりが再会するシーンは

ほんとに涙が出るほど、うれしかったし

ふたりには幸せになってほしいと思った。

 

このまま、ふたりは恋人になって

過去のことなんて忘れて幸せになってほしかった。

そんなことを願ってしまうくらいに

この物語は、暗く絶望しかなかった・・・

 

事件を追う刑事役が武田鉄矢なのが

かなり説教くさくてイヤだったな。

もっと、別の俳優がよかったなと思う。

 

雪穂と亮司が再会してから

雪穂にとっていい方向へ向かうように

犯罪を重ねていく・・・

犯罪を重ねれば重ねるほど

ふたりの距離が遠くなっていくように感じた。

 

エンディングで流れる柴咲コウ

「影」が、ますますキモチを沈ませた・・・

 

ふたりが太陽の下、笑顔で手を繋ぐ未来なんて

ないんだって・・・

 

その後、映画化された。

映画化では、雪穂を堀北真希、亮司を高良健吾

 

ドラマのイメージがあったから

なかなか見るか!!と思えなかったけど

かなり経ってから見てみることにした。

 

映画の方は、ドラマと違って

成長したふたりが一緒にいるシーンが

ほとんどないに等しい。

 

ほんとに亮司が、雪穂の影になって

暗躍している。

 

こっちの刑事役は船越英一郎

この刑事役は俳優によって、随分と印象が変わるんだな。

 

雪穂は、ほんとに美しいくらいに冷酷さがあり不敵だ。

 

ドラマの方は、ふたりがもがき苦しむ姿があったけど

映画の方は、そーいうのがまったくないから

雪穂が、確実に高みに登りつめ

結婚後も実権を握り、自分を嫌う義妹も罠にかけて

そのトラウマを利用して取り込む策略も成功してる。

 

原作の小説の方では、雪穂と亮司の心理描写は

描かれてないから、映画の方が近いのかもしれない。

 

多分、ドラマが一番人間らしく描いてると思う。

 

ただ、すべての「白夜行」で思ったことは

影のように支えてくれた亮司を失って

雪穂は、これから、どうやって生きていくのかな?

ひとりで歩いていかなきゃいけない。

きっと、その道は、めちゃくちゃ孤独な道なんだろう・・・

影

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