あの空は夏の中

雑記、ドラマ、映画、本、芸能人ブログ

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劇場

又吉直樹原作の映画。

 

又吉直樹の本は未読。

映画化されたのを見るのは、この作品が初めて。

 

売れない劇団の主人公・永田役が山崎賢人なんだけど

見てるうちに、山崎賢人ってことを忘れるくらい

山崎賢人の空気を完全に消してる!!

クズ男に、徹しているところが、すごいなぁ・・・

と、思ったwww

 

風貌も、いかにもお金ない小汚い感じで

髪も伸び切ったままボサボサ・・・

無精髭・・・

それだけだったら、山崎賢人のイケメンぶりは

消えないと思うから

演技力すごいなと、思った!!

 

永田が、自分語りをしながら

物語は進んでいくんだけど

 

もうね、めちゃくちゃ、クズなの!!!!

は???

と、思うくらいのクズで・・・

 

そんな男に引っかかってしまう彼女・沙希役が松岡茉優

沙希は、ほんとに永田には、もったいないくらいのいい子!!

 

まだ、大学生の沙希の部屋に転がり込んで

同棲が始まるんだけど・・・

永田は、まったく働かないし

 

沙希のお母さんから、仕送りが送られて

お母さんの冗談を沙希が話すと

 

「沙希ちゃんのお母さん嫌い!!」

 

とか、暴言吐くし・・・

 

それに対して、沙希がお母さんのこと悪く言わないで

私の言い方が悪かったよね。

と、謝るんだけど

 

は???

沙希が謝ることなんてないのに!!!!

なんだ、このクソ男は!!!!

 

それでも、沙希は、笑顔と笑い声をたやさない

いい子なんだよね・・・

 

デートらしいデートもしない・・・

沙希から、光熱費だけでも入れてほしいと言われると

沙希ちゃんの部屋なのに、他人の俺が払うの

おかしくない?とか言うし・・・

 

もう、いちいちムカつくクズっぷりが、すごいよwwwww

 

お前、何様なの???

と、怒鳴ってやりたいくらいwww

 

で、沙希が一度だけ、永田の劇団の劇に出るんだけど

中学から演劇部で女優を目指してるだけあって

光る才能をもってた!

 

でも、永田は、それ以降、沙希を起用することはないんだよね・・・

 

沙希の才能への嫉妬かな?

と、思った。

 

元劇団員だった青山役が伊藤沙莉

私的に、伊藤沙莉は「映像研には手を出すな!」の

浅草氏の印象www

 

その青山が、いい感じなんだよねw

 

再会した永田に、今、どうしてるか聞くと

 

「今、彼女と住んでる。」

 

たった、一言のセリフだけで

青山は

 

「あー・・・そ~来ましたか!!

ダメですよ!!自分で稼がないと!!」

 

と、永田が、どんな奴なのか

きちんとわかってるんだよね。

 

で、ライターの仕事を手伝ってほしいと

仕事を頼むんだけど

 

ライターの仕事を始めると

今度は、沙希の存在が邪魔になって

借金して一人暮らしをする・・・

 

最初から、一人暮らししろよ!!!!

と、思うし

 

一体、沙希は、この男のどこに魅力を感じたんだよー

 

今まで、見てきた映画でクズ男と言えば

「愛がなんだ」のクズ男だったけど

や~、永田のクズ男っぷりは、それを超えたねwww

 

ふたりのつき合いが長くないことは

もう、見てるこっちまで先が手にとるようにわかる

ストーリーで・・・

 

もし、これが原作通りなら

どこにでもある、ありふれた作品だなって思う。

 

沙希は、どんどん笑顔がなくなって・・・

病んでいくんだよね・・・

 

青山は、沙希と別れてあげてと言う。

同じ劇団の野原は、お前、自分に才能があると思ってる?

他人が才能ない、つまらないって思ってる自覚ある?

と、話すシーンは

いいぞ、もっと、言ってやれ!!!!www

 

それでも、永田は変わらない。

 

これは、沙希を失っても仕方ないと思う。

 

最後のふたりで、会話するシーンで

永田は、ふたりの未来の話をする。

それまでしてこなかったことを話す。

 

それは、もう、遅いんだよ・・・

気づくの遅すぎんだよ・・・

 

大学生だった沙希は、いつのまにか

27歳になっていて

まわりの友達は、もう結婚してる。

いつか、ふたりで一緒になることを夢見てたと

吐き出すシーンがあったけど

それでも、永田は変わらなかったし

 

沙希も、永田には変わってほしくないけど

もう、一緒にはいられないって

 

んー・・・

いまどき、ダメダメだけど変わってほしくないとか

耐え忍ぶ女なんて時代遅れじゃない???

 

山崎賢人、別に好きでも嫌いでもなかったけど

役者的には、大きな成長を見られる作品だった。

だから、役者的には見てよかった作品。

 

でも、映画的には、ただただムカつく映画だと思うwww

劇場

劇場

  • 作者:又吉 直樹
  • 発売日: 2018/01/10
  • メディア: Audible版