岩井俊二作品。
知った時は、すごく、うれしかったな・・・
CHARAは、今でも大好きだけど
浅野忠信は、正直キライ・・・
CHARAみたいな奥さんを裏切って別れるとか
信じられない・・・
精神病院に入れられたココ(CHARA)は
ふたりの青年、ツムジ(浅野忠信)とサトル(橋爪浩一)と
知り合う。
外には絶対、出てはいけないと言われている3人は
塀の上を歩き、探検する。
ツムジが、たまたま教会の神父から聖書をもらい
「世界は、もうすぐ終わる」と確信する。
彼らは、世界の終わりを見に行くために塀の上を歩きはじめた。
ココが、精神病院に入られたのは
ココは、もともと双子で、ココ自身が「双子」の意味が
わからなくて殺してしまったらしい・・・
ファンタジーっぽく描かれるけど
実は、かなりダークな作品だと思ってる。
精神病院も、どことなく怪しい感じ・・・
ココも、ツムジも、サトルも無知で
それが、どこか不思議な魅力があり
「天使」のようにも見える。
「世界の終わり」を探して
ココとツムジだけになってしまって
夕日のシーンで
「世界の終わり」が来ないことに絶望した
ツムジとココの最後が、本当に切ない・・・
これは、きっと、一般的には
バッドエンドなんだろう・・・
だけど、ココがいてくれたことで
救いになってる。
ツムジが、ひとりじゃないって思えて
この作品の終わりは、やっぱり、これしかなかったと
思う。
役を離れても、一緒になる道を選んだことが
うれしかったんだ。
ココの、全身、黒の服とボロボロの傘は
精神病院での白い服への反抗心であり
それが、とても、CHARAだからこそ
合っていたと思う。