あの空は夏の中

雑記、ドラマ、映画、本、芸能人ブログ

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岩井俊二作品。

 

マンションの一室に暮らす夫婦。

夫・由紀夫(豊川悦司)と、妻・萌実(山口智子

 

由紀夫の仕事が、忙しく

萌実は、退屈な時間を過ごす・・・

 

萌実は、編み物を始めるが

家中のものを縛り始める・・・

亀のシーンが、印象的・・・

心配した由紀夫が、萌実を連れて

カウンセラーに診てもらうと

「強迫性緊縛症候群」と診断される。

どんどん、萌実の症状は悪化していく・・・

 

幸せそうな夫婦が、壊れていく様を

描いている映画だ。

 

壊れていくのに、まるで、それが

芸術的に見えるから岩井俊二マジックは

すごい・・・

 

あらゆるものを縛る光景でさえ

芸術的なんだ。

 

萌実は、もっと、由紀夫に

かまってもらいたかったんじゃないの?

 

一緒の時間を過ごしてほしかったんじゃ

なかったの?

 

萌実の孤独や退屈が、病気を悪化させてると

思ってたけど・・・

 

最後は、由紀夫の前から萌実がいなくなる・・・

 

あんなに、由紀夫の前で、可愛かった萌実が

由紀夫の前から、いなくなるなんて・・・

 

由紀夫が、最後に

 

「結局、ぼくらは縛られていたのだろうか?

解けていたのだろうか?」

 

萌実は、大好きだった由紀夫から

離れてどうやって生きていくんだろう・・・?

 

どうして、行方不明になってしまったんだろう・・・

 

由紀夫が孤独になって終わる

この結末に

 

当時、私は、わからないな・・・

難しいな・・・

 

と、思ってたけど

 

萌実が、縛りたかったのは

ふたりの愛だったんじゃないか・・・

 

見えるものを縛りたかったんじゃなくて

見えないものを縛りたかったんじゃないか?

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