あの空は夏の中

ドラマ、映画、本の感想ブログ

万引き家族

「誰も知らない」の是枝監督の最新作。

 

万引き家族」は、久々の是枝監督の

映画を観に行った。

 

東京の下町に暮らす

柴田治(リリー・フランキー)と妻・信代(安藤サクラ

息子の祥太(城桧吏)、信代の妹・亜紀(松岡茉優

治の母・初枝(樹木希林)と同居していた。

治と信代のお給料と初枝の年金と

治と祥太が万引きをして生計を立てていた。

初枝は、表向きは独居老人で

同居人の存在自体、秘密にしていた。

 

治が、たまたま、団地の外廊下で震えている

女の子(佐々木みゆ)を見つけ連れ帰るんだけど

信代が、女の子の体中の傷跡で児童虐待を疑う。

多分、信代も虐待されて育ったのかもしれない・・・

そして、その女の子を「りん」と名付け

祥太の妹として、一緒に暮らすことになる。

 

この作品も、実話をもとにした映画。

 

すごく、貧乏な暮らしをしつつも

6人は、幸せそうに暮らしてる。

 

映画を観ていくと、それぞれが

いろんな事情を抱えていて

実は、全員、血がつながらない家族だと

わかるんだけど。

 

私は、血のつながりなんて信じてないから

血のつながらない者同士が

一緒に住んで幸せならいいと思う。

 

ただ、治が生きていく上で

「万引き」という手段しか知らなかったのが

すごく、不幸だったと思う・・・

 

祥太が、万引きで捕まり

家族それぞれが、バラバラになる・・・

 

祥太は、学校に通うようになり

普通の子供として生活をする。

 

りんは、本当の両親のもとへ帰され

再び虐待の被害者になっていた・・・

 

血のつながりってなんだろう?

本当の家族ってなんだろう?

本当の幸せってなんだろう?

 

と、問いかけている映画に見えた・・・

 

信代が、警察官(池脇千鶴)に

自分のキモチや、いろんな疑問を

投げかけるのが

本当に、一体、何が正解なんだろう・・・

と、考える・・・

 

りんは、この先、どうなっちゃうんだろう・・・

もしかしたら、最悪、死んでしまうかもしれない・・・

 

偽装家族は、裁かれるけど

りんの虐待してる両親は、裁かれないんだろうか?

 

いろいろ、考えてしまう映画だった・・・

 

タイトルで、良くないことを教える映画だと

勘違いした人もいたみたいだったけど

内容、ちゃんと観てほしいと思った。

 

6人は、それぞれ、寂しかったんだと思う。

そして、寂しかった者同士が

家族になった。

それが、本当に、幸せな時間だったと思う。

 

何が、正解か?

何が、間違いなのか?

 

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