庵野秀明監督の実写映画。
この映画の中には、私の好きなものが
たくさん、つまっている・・・
そんな気がした。
飛び降りる儀式を重ねる彼女と
彼女と交流していくカントク。
彼女が、どんどんと壊れていくたびに
カントクが、どんどん離れていくように感じた。
彼女が、いろんな闇や負の感情で
いっぱい、いっぱいになって
それを、受け止めるほどカントクは
彼女を愛していないと思ったし
寛容でもないと思った。
映像は、本当に美しくて
芸術的だ。
そして、セリフのひとつ、ひとつに
私は、震えるようにシンクロした。
あぁ、やっぱり
私は、庵野秀明監督の世界観が好きみたいだ。
庵野秀明が紡ぎ出す言葉に
ただ、ただ、自分のココロを代弁してもらってるようで
見透かされているようで。
すべての人が、喝采をあげるような
作品ではないかもしれないけど
私の中では、とても好きな作品になった。
主題歌が、Coccoっていうのも
すごく、合ってたと思う。