あの空は夏の中

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式日

庵野秀明監督の実写映画。

 

この映画の中には、私の好きなものが

たくさん、つまっている・・・

 

そんな気がした。

 

飛び降りる儀式を重ねる彼女と

彼女と交流していくカントク。

 

彼女が、どんどんと壊れていくたびに

カントクが、どんどん離れていくように感じた。

 

彼女が、いろんな闇や負の感情で

いっぱい、いっぱいになって

それを、受け止めるほどカントクは

彼女を愛していないと思ったし

寛容でもないと思った。

 

映像は、本当に美しくて

芸術的だ。

 

そして、セリフのひとつ、ひとつに

私は、震えるようにシンクロした。

 

あぁ、やっぱり

私は、庵野秀明監督の世界観が好きみたいだ。

 

庵野秀明が紡ぎ出す言葉に

ただ、ただ、自分のココロを代弁してもらってるようで

見透かされているようで。

 

すべての人が、喝采をあげるような

作品ではないかもしれないけど

 

私の中では、とても好きな作品になった。

 

主題歌が、Coccoっていうのも

すごく、合ってたと思う。

Raining

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庵野秀明 実写映画作品集 1998-2004 [Blu-ray]
 

リリィ・シュシュのすべて

岩井俊二作品。

 

リリィ・シュシュのすべて」は

タイトルから、想像していたストーリーとは

まったく、違っていた・・・

 

現実の酷いいぢめと、リリィ・シュシュの音楽やネットの世界に

のめり込んでいく少年の物語だった・・・

 

リリィ・シュシュ」は、まるでキーワードのように

使われている。

 

物語に出てくる少年少女たちは、皆

リリィ・シュシュ」に魅了されている。

信者だ。

 

私が勝手に思うのは

リリィ・シュシュ」は、唯一の救いだったのかな・・・

と、思う。

 

いぢめの首謀者の少年も、いぢめられる少年も

強姦される少女も、売春させられる少女も・・・

それぞれが、つらい・・・

 

ネットでココロを交わした相手が

いぢめの首謀者と、いぢめられてる少年で

それをキッカケに和解するなんて

そんな、優しい世界なんかじゃなかった・・・

 

ただ、ほんとに優しくない世界に

リリィ・シュシュ」の優しい歌声だけが響く・・・

 

思春期のよくわからない世界だと言ってしまえば

そうなんだけど

 

よくわからないながらも

残酷な作品だ。

共鳴(空虚な石)

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アラベスク

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飽和

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飛行船

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飛べない翼

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リリイ・シュシュのすべて [Blu-ray]

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